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会長あいさつ

会長のあいさつ


公益社団法人 栃木県看護協会
 会長 朝野 春美

 3月に夏日があったかと思えば、4月に降雪のニュースが報じられるなど、今年は、例年になく寒暖差が激しい春の訪れとなりました。それでも、季節は着実に進み、新入職の方々を歓迎するように、今年も桜などの花々が一斉に開花しています。
これから季節は桜から新緑の美しい季節へと移り、今年も栃木県看護協会総会の開催時期が近づいてまいります。会員の皆さまには、日頃より当協会の活動にご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
 さて、2024年度の当協会事業につきましては、より効果的な事業展開を目指して事業に取り組み、教育研修事業や各種会議、イベント等、様々な事業を計画どおりに実施することができました。
 栃木県においては、2024年4月から第8期の保健医療計画が開始されました。
看護の分野においても、看護人材の確保や専門性の高い看護師の育成について、具体的な数値目標が示されました。特に専門性の高い看護職の養成・確保に関しては、目標を達成していくために新たな取り組みを開始しています。また、今後ますます進行する少子超高齢化の中、看護への役割期待が高まっており、看護人材の確保が急務となっています。当協会では、若手看護職の確保・定着を促進するために、看護師基礎教育機関と医療現場との相互の連携を強化を図り、看護学生から新人看護師までの一連の成長過程を支えていくため支援体制の整備に取り組んでいきたいと考えています。また、若い世代の方たちに看護に関心を持っていただけるような啓発事業を積極的に展開していきたいと思います。
 また、このところ国内外で地震をはじめとする災害が発生しています。さらに、南海トラフ巨大地震の被害想定が13年ぶりに見直され、栃木県にも被害が及ぶという報告があります。
このように度重なる自然災害や感染症により人々の生命や生活が脅かされる状況があり、災害発生時はもとより、平時からの健康危機への備えを強化していくことが求められています。
災害支援活動については、皆さまのご協力が不可欠となりますので、どうか引き続き協会活動への更なるご理解、ご協力をお願いいたします。
 結びに、会員の皆さまのご多幸とご健勝を心から祈念し、令和7年度栃木県看護協会通常総会に向けてのご挨拶とさせていただきます。
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。