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会長あいさつ

会長のあいさつ


公益社団法人 栃木県看護協会  会長 朝野 春美

 新年明けましておめでとうございます。
 栃木県看護協会の会員の皆さまには、日頃より看護協会活動にご支援とご協力を賜り心より感謝申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症への対応を続けて3年余りがたちました。現在第8波の状況にあり、多くの陽性者の対応に、栃木県の確保病床の使用率も高まっています。 県内各地ではクラスターが発生している施設もあり、 このような厳しい現状の中、医療・保健・福祉・教育現場の最前線で日々ご尽力いただいている皆さまへ感謝申し上げるとともに敬意を表したいと思います。
 また昨年はコロナ禍の中、いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会が開かれました。 観客を入れての開催のためクラスターの発生などが懸念されましたが、無事終了することができました。 この大会の開催にあたっては、多くの看護職の皆さまにご協力をいただきました。 看護職の適切な判断や処置に、栃木県の担当者の方からも感謝の言葉をいただき、改めて看護職の役割の重要性を感じることができました。 なお、看護職がこのような活動ができたのも、看護管理者の皆さまのご理解やご支援があってこそのことです。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
 さて我が国の少子高齢化がハイスピードで進展し、団塊の世代の方々がすべて後期高齢者となる2025年が間近に迫ってきました。 また2040年には高齢化率がピークを迎えるといわれており、その状況を見据えた看護の課題が話題になっています。 この厳しい状況を乗り切るためには、看護職の数の確保とともに質の確保が重要となります。 そこで当協会では看護職としてあらゆる世代の健康と療養生活を支えるために、看護人材の確保に更に取り組んで参ります。 また少子化により若年人口が減少する中で、小中高生の方々にひとりでも多く看護職を目指していただくための活動を積極的に展開して参ります。 さらに看護職としてのキャリアを継続するための支援、未就業の方への就業支援などを、今後も着実に継続していきたいと思います。
 誰もが住み慣れた地域で一人一人がその人らしく生活できるように、県民の皆さまの身近に存在する看護職として看護の力を発揮して、皆さまの健康で幸せな生活を支える役割をともに果たしていきましょう。
 結びに、この1年が皆さまにとって素晴らしい1年となりますことを心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
 どうか、本年もよろしくお願いいたします。